赤ちゃんを連れての旅行は楽しみな反面、
どんなものを準備すればいいの?
旅行中もなるべく薄味や無添加のものを食べさせたいな
と悩む方は多いのではないでしょうか。
1歳頃になると食べれるメニューが増えてきてパンやフルーツなどのとりわけなども可能ですが、離乳食中期頃〜完了期までは食べられるものがまだまだ少ないので赤ちゃん用の食事を準備する必要があります。
今回は月齢別の旅行中の離乳食を準備するポイントと、生後7ヶ月の赤ちゃん連れで5泊6日の長期旅行に行った際に便利だと感じたグッズやベビーフードについて紹介したいと思います。
この記事でわかること
- 月齢別 旅行の離乳食準備のポイント
- 旅行中に離乳食をあげる方法
- 離乳食期の子連れ旅行にオススメの宿探し情報
- 無添加や薄味のオススメベビーフード
- 旅行中あると便利な離乳食グッズ
- 旅行中の赤ちゃんの食事で気をつけること
実際に使ってみておすすめのものをシェアしていますので、赤ちゃん連れ旅行の準備品の参考にして貰えれば嬉しいです。
月齢別 旅行の離乳食準備のポイント
離乳食初期(生後5〜6ヶ月・ごっくん期)
離乳食がスタートしたての生後5〜6ヶ月の頃は、1日1〜2回離乳食を食べている時期。
この時期の赤ちゃんの栄養のほとんどは母乳や育児用ミルクです。
2〜3日程度の旅行なら離乳食をお休みしてもOKです。
日数が長くなったり、離乳食を中断したくない場合は市販のベビーフードを用意するのも良いですね。
離乳食中期(生後7〜8ヶ月・もぐもぐ期)
離乳食中期になると、1日2回色になり離乳食を食べることに慣れてきたり、食事を通して生活のリズムを掴んでくる時期。
1日の栄養の割合の3〜4割を離乳食から取れるようになります。
食べることの美味しさや楽しさを感じ始める時期でもあるので、
旅先でも赤ちゃん用の離乳食を用意しましょう。
まだまだ離乳食が始まったばかりで、味覚が育っている途中なのでなるべく薄味のものが◎。
もぐもぐ期でも、離乳食を始めたばかりだったり離乳食の進みが悪い場合は1〜2日程度ならスキップしても問題ないと思います。
離乳食後期以降(生後9ヶ月〜・パクパク期〜完了期まで)
離乳食後期以降は、1日3回食になり栄養の半分以上を離乳食から取るようになります。
離乳食完了期では栄養の大半が離乳食からになるので、しっかり食事の準備をする必要があります。
食べれるものの種類も増えている頃なので、とりわけや、旅先で調達できるものをうまく取り入れるのがおすすめです。
無理せず、月齢や離乳食の進みに合わせた準備をして赤ちゃんとの旅行を楽しみましょう♪
旅行中に離乳食をあげる方法
旅行中に離乳食を用意するには、次の4つの方法があります。
自宅から手作りの離乳食を持参する
旅行先があまり遠くない場合や、市販品のベビーフードを食べない子の場合は食べ慣れた手作りの離乳食を冷凍して持参することもできます。
メリット | デメリット |
---|---|
食べ慣れた味のものをあげられる 味や量を好きに調整できる | 保存状態や衛生面に心配がある 解凍する設備が必要 |
食べ慣れている味のものを赤ちゃんにあげることができますが、冷凍したものを持ち運ぶ必要があり衛生面や、保存状態を考慮すると長距離や長期の旅行には不向きかもしれません。
また、解凍する場所や設備が必要になるのでこちらも事前にチェックが必要です。
市販品のベビーフードを購入する
一番手軽でおすすめなのが市販品のベビーフードを利用する方法です。
メリット | デメリット |
---|---|
衛生的 すぐに常温で食べられるものが多い 月齢に合わせた種類やメニューが豊富 | ものによってはかさばる 開封後は基本的に保存ができない 食べてくれいない場合がある |
市販品は衛生面に配慮されて作られている上、開封するだけで食べれるものが多く準備の手間がかかりません。
スーパーやドラッグストア、こども用品店などでも取り扱いがあるので荷物を減らしたい場合は現地で調達するのも手です。市販のベビーフードは、種類が豊富にあるので、月齢に合わせた素材や、形状に調理されたものを選びましょう。
また、普段からベビーフードを食べていない赤ちゃんは旅行時にはじめて食べると、嫌がる場合もあるようです。ベビーフードの味や食感に慣れるために旅行前に1度試しておくのがベターです。
長男はベビーフードを嫌がる子でしたが妹は嫌がらずにパクパク食べます。
いろんなタイプの子がいるので旅行前にチェック&練習をしておくと安心ですね。
離乳食を作ってくれる宿やお店を利用する
事前に頼んでおくとおかゆ等の離乳食を用意してくれる宿やレストランもあります。
また、後期〜完了期近くになるとメニューによっては大人の料理からシェアすることもできます。その際は
等をしっかり確認して与えましょう。
現地で調理する
調理ができるキッチンつきの宿泊施設の場合、現地で調理することも可能です。
こちらも手づくり離乳食を持参するのと同様に普段から食べている味付けで食事をあげる事ができます。
メリット | デメリット |
---|---|
食べ慣れた味のものをあげられる 味や量を好きに調整できる | 食材の用意が必要 調理の手間がかかる 場合によっては調理器具も必要 |
しかし、食材を用意する必要があったり調理の手間がかかるので旅行のスケジュールによっては大変かもしれません。
離乳食では月齢に合わせて食材を細かくしたりすりつぶしたりする必要があるので、場合によっては専用の調理器具を持ち込まなければならず、荷物が増えてしまうこともあります。
赤ちゃんとの旅行にはウェルカムベビーのお宿が快適!
離乳食を与える必要のある赤ちゃんとの旅行での宿泊先におすすめしたいのがウェルカムベビー認定のお宿です。
ウェルカムベビー認定のお宿って?
子連れのファミリーが快適に過ごせる宿泊施設のことだよ
ウェルカムベビー認定のお宿とは、ミキハウス子育て総研が認定した赤ちゃん・子どものいる子育てファミリーにとって安心して宿泊できるホテル・旅館・温泉宿等の施設です。
こちらからママや子ども達が気軽におでかけやレジャーを楽しめる快適な宿泊施設が簡単に探せます。
ベビー用品の貸し出しや離乳食を準備してくれるホテルなど子連れ旅行にはありがたい宿泊施設が沢山登録されていて簡単に快適な宿を検索できます。是非、宿泊先決めの参考にしてみてください。
おすすめのベビーフード
実際に7ヶ月の娘と旅行した際に試してみておすすめしたいと感じたベビーフードを紹介します。
今回、旅行中のベビーフードを選ぶ時に重要視したポイントは3つです。
- 月齢にあう形状のもの(7ヶ月)
- 無添加
- なるべく素材そのままの優しい味付けのもの
7ヶ月になって、滑らかなすりつぶしたもの→つぶつぶしたものを少しずつ取り入れ始めた頃の旅行だったので、もぐもぐ期に適した形状のものを継続してあげられるようなベビーフードであることや、
なるべく薄味で素材そのままの味であること、無添加であることをポイントに旅行中に持参するベビーフードを購入しました。ちなみに生後7ヶ月、1回の食事量は100g前後です。
無添加や優しい味のものを中心に探しました。それぞれのレビューもあるので参考にしてもらえれば嬉しいです!
ピジョン 赤ちゃんのやわらかパックごはん
主食となるおかゆのぱっくごはん。電子レンジで温める必要がありますが手軽に炊き立てのようなお粥をあげられます。
1パック80gのおかゆが入っています。7ヶ月の赤ちゃんには1回分の量が少し多めかな?と思いましたが
月齢に合わせた種類(7ヶ月〜、9ヶ月〜、12ヶ月〜)を選べるのが嬉しいです。
また、容器がしっかりしていて、上にレトルトパウチのおかずを乗せれるくらいの容量があるのでお皿代わりにもなります。このパックごはん+和光堂のレトルトパウチを乗せたメニューが容器も要らず楽でした。
Green Mind(グリーンマインド) 赤ちゃんのためのおかゆ
常温でも食べられるレトルトパウチタイプのお粥は場所を選ばずに与えることができて便利です。
Green Mindの赤ちゃんのためのお粥は、こだわりの農家が作る有機栽培米だけを使い、無添加で仕上げられています。
袋が自立するようになっているので、容器がない時にも与えやすいです。
こちらも月齢に合わせた種類が選べ、だしやにんじん入りのタイプもあります。
Little One’s(リトルワンズ)
「Little One’s(リトルワンズ)」は全て国産・完全無添加にこだわったオーガニック離乳食です。保存料・着色料・化学調味料・うまみ調味料不使用です。
基本的に味付けは出汁のみで、素材の優しい味です。
リトルワンズは旅行中1番食いつきが良かったベビーフードでした!
主食・野菜・タンパク質が入っていて、常温ですぐに与えられるタイプのレトルトパウチは旅行中とても重宝しました。
こちらも自立するパウチなので、器に移さなくても食べさせることができます。
リトルワンズのベビーフードは公式サイトもしくはamazonで購入可能です。
amazonでの購入はこちら
味千汐路
味千汐路は国産有機素材と国産天然素材、食品添加物無添加にとことんこだわった有機JAS認証の国産ベビーフードです。
瓶詰めなので常温で手軽に与えることができますが重くてかさばるというデメリットもあります。
与える場所によっては瓶のゴミを持ち帰る必要もあるので日帰り旅行や1泊〜2泊の国内旅行におすすめです。
bebemeshi
「bebemeshi(べべメシ)」は無農薬野菜や有機野菜を中心に、国産のこだわり食材を使用した無添加離乳食&幼児食ブランドです。
有機・無農薬・減農薬野菜や宮崎県の鶏ささみを中心に使用し、味付けは丁寧にとった出汁の旨味のみにこだわり、化学調味料も一切使用していません。
封を切ってすぐに食べられるレトルト「おそとごはん」シリーズが旅行に最適です。
その他にもbebemeshiは冷凍の「おうちごはん」や塩分量や栄養価にこだわった「KIDS調味料」などの離乳食・幼児食のラインナップも豊富です。
旅行だけでなく、お家でのごはんにも罪悪感なくあげられるベビーフードは助かりますね。
bebemeshiが購入できるのは今のところ公式のオンラインショップのみです。
manma 四季の離乳食セット
「manma」は滋賀県産、旬の無農薬野菜を使用した無添加ベビーフードです。
季節ごとにラインアップが変わり、旬に合わせた野菜を使用した離乳食を楽しむことができます。
手作りに近い薄味で、赤ちゃんにも大人が食べても美味しい野菜本来の味を活かした調理法となっており、月齢に応じた大きさ・硬さを豊富なラインアップから選べます。
レトルトタイプになっているので常温で食べられ、場所を選ばずに与えられます。
見た目も綺麗で楽しいですし、使用している野菜の生産者までわかるので安心して食べさせることができます。
和光堂 栄養マルシェ しらすの雑炊
スーパーやドラッグストアなどでも手に入れやすい和光堂のベビーフード。
しらすの雑炊は他のベビーフードに比べて調味料が少なめ。
常温で食べることが出来ますし、温めたい場合もカップのままレンジで加熱できるのが便利です。
スプーンも付属しているので買ってすぐにあげることができます。
旅行中に離乳食が足りなくなったり、急なタイミングで調達したものをあげる必要がある時におすすめです。
和光堂 1食分の野菜入り そのまま素材+鶏ささみ
さらに和光堂でおすすめなのがこちらのレトルトパウチです。
にんじん・じゃがいも・さやいんげん・鶏ささみにかつお昆布だしで素材の味を生かしたシンプルな味付けになっています。
スーパーやドラッグストアなどでも手に入れやすい上に、1食200円前後と購入しやすい価格なのも嬉しいです。内容量も1袋80gでごはんと組み合わせるとかなりしっかりした量になるので沢山食べる子におすすめです。
野菜とタンパク質がセットになっていて、旅行中だけでなく普段の離乳食作りにもいざという時にあると下ごしらえの手間がかからず便利です。
フリーズドライ
調乳用のお湯を使える設備があれば、フリーズドライの食品もおすすめです。
軽いので持ち運びも楽です。
何個かあると、好みの量の野菜やタンパク質を手軽に足せたり、バリエーションを広げたりすることができます。
滑らかな裏漉しタイプなので特に離乳食初期におすすめです。
荷物の中で粉々になりやすい点に注意ですが、食べる量の少ない初期の頃や、単調になりがちなメニューの幅を広げるのに便利です◎
ふりかける系のパウダー
旅行中、野菜やタンパク質不足が気になるときにあると安心なのが粉末状のベビーフードです。
おかゆやスープなどに混ぜたり、かけたりするだけで手軽に栄養を採ることが出来ます。
ヨーグルトを食べれるようになっていたので、旅行中はよくヨーグルトに混ぜて与えていました!
旅行中にあると便利なグッズ
旅行中にあると便利なグッズはこちらです。
シリコンの容器
離乳食を温める時にシリコンの保存容器があれば便利です。
大きめのスタッシャーは離乳食をお湯で温めるだけでなく、ベビーフードやカトラリーセットなど離乳食セットをまとめて入れておくこともできます。
電子レンジでベビーフードを温めたい場合や、簡単な調理をしたい場合は小さめの保存容器がオススメです。
ZipTopのベビースナックは見た目も可愛くて、80g〜100gくらいののレトルトパウチを入れるのにちょうどいい大きさ。自立してくれて口が広いので、快適に離乳食をすくえて便利です。
柄の長いスプーン
パウチタイプのベビーフードは、柄の長いスプーンがあると下まですくい易いです。
シリコンのタイプは更に綺麗にすくいとる事が出来ます。
使い捨てのスタイ
少々割高ですが、旅行中のスタイは洗う手間がかからず嵩張らない使い捨てタイプがベストです!
旅行中離乳食を与える時に気をつけておきたいこと
旅行中に離乳食を与える時に気をつけておきたい次の点もチェックしておくと安心です。
離乳食の持ち込みがNGのお店も
お店によっては、離乳食の持ち込みがNGな場合もあります。そんな時は、お店に入る前に赤ちゃんに離乳食を食べさせなければいけません。事前に離乳食をあげる場所をある程度決めておくとスムーズです。
機内への離乳食持ち込み
飛行機の機内への持ち込みは、子ども同伴の上機内で必要な量に限って持ち込みが可能です。念のため、搭乗する前に、飛行機会社へ確認しましょう。
海外へのフライトの場合、持ち込めない食材がある国もあります。海外へ食材を持ち込みする際は国によって制限の違いがあるので、自身が滞在する国の情報を集めておくと良いでしょう。
衛生面について
冷凍した離乳食を持ち運ぶ場合は、衛生面に注意が必要です。保冷バッグに入れ、できる限り早めに再加熱して食べるようにしましょう。
また、ベビーフードでも一度開封したものは、潔く処分しましょう。
アレルギーに注意
アレルギーなどを引き起こす可能性がある未経験の食材は旅行中は避けた方が無難です。
旅先では、赤ちゃんに異常が出た際すぐに病院で受診するのが難しい場合もあります。
旅行中は食べたことのある食材だけを与えるようにしましょう。
ベビーフードに食べたことのない食材が入っている場合は、旅行前に1度お家でも食べてみることをお勧めします。
まとめ
旅行中の離乳食はベビーフードの持参が楽です。
特に、ご飯・タンパク質・野菜がバランスよく入り、常温でも食べれるものが場所を選ばずあげることが出来て便利です。
市販の離乳食は様々な種類があるので、旅行の日数やママとベビーに合ったものを選びましょう。無添加やこだわり素材のものはスーパー等では手に入りにくいものもあるので各社公式サイト、楽天やAmazonなどのECサイトを利用しての購入がおすすめです。
準備も大切ですが、気負いしてしまうと当日うまくいかなかった際にストレスになることもあります。旅行中は、完璧に食事をあげなくても大丈夫です。現地調達や、食べれるものの取り分けをうまく活用しましょう。
気負いしすぎず、赤ちゃんとの旅行を楽しみましょう!